リピーティングとはその名の通り、「中国語の音声を聞いた後に同じ中国語を発話するトレーニング方法」です。
PaoChaiでは、リピーティングの学習効果を重要視しており、学習の中心に位置づけています。リピーティングの目的ややり方は以下の記事を参照してください。
このリピーティングのトレーニングを行うには、中国語音声を数秒ごとに停止して、無音を数秒挿入する必要があります。これを手作業で編集して作るのは大変なので、このような音源を簡単に作れる次のアプリは必須です。
iOSなら「Repete Plus」
Repete Plusは、語学学習を支援するオーディオプレイヤーです。
ネイティブ音声を自動的に間隔をあけて再生できます。
Repete には無料版もありますが、Repete Plus(有料版370円)は無料版に比べて以下のメリットがあるのでこちらをおすすめします。
・区切り点の編集機能がある(自動で検出しますが、手動で区切りを調整できます)
・無音検出の精度が高い
(これ以外にも沢山の機能があります。詳細、マニュアルは以下を参照)
Repeteへ音声ファイルを取り込む
音声ファイルをRepeteアプリに取り込む方法は以下の通りです。
まず、トップ画面を開きます。
選曲
左上の「選曲」ボタンを押すと、曲の選択画面になります。複数の曲を選択できます。
ミュージックライブラリから、あるいはクラウドストレージ(Dropbox, OneDrive, Google ドライブ)やiCloud Drive、端末にあるファイルを選択することが可能です。「アルバム」「フォルダ」「Podcast」などのタブが並んでいます。初期設定では「アルバム」タブが開きます。メディアライブラリのアルバムが表示されます。
「アルバム」「プレイリスト」「アーチスト」「曲」タブでは、メディアライブラリの曲が表示されます。Apple Musicの曲など制限がかけられているファイルは選択できません。メディアライブラリの曲を選ぶ場合は、これらから使いやすいタブで選んでください。曲を選んで、右上の「完了」ボタンを押すと、選曲は完了です。「フォルダ」タブ
DropboxやOneDrive、Google ドライブなどクラウドストレージ、あるいはiCloud Drive、あるいは端末上から読み込んだファイルが表示され、Repeteで使用できます。
また、ファイルをRepeteに読み込むのも「フォルダ」タブから行います。ファイルの読みこみ 1.クラウドストレージから読み込む場合は、あらかじめクラウドストレージのアプリをApp Storeからお使いのiPhone(iPad)にダウンロードして設定してください。
2. 選曲画面を開きます。
3. 「フォルダ」タブを選びます。
4. 右上の◦◦◦ボタンをタップします。
5. 「ファイルの読み込み」をタップします。ドキュメントピッカー(ファイル Appに準じたファイル選択画面)が開きます。
(ドキュメントピッカーの使い方は「ファイルの読み込み」のボタンタップで見ることができます。)
読み込みたいファイルがある場所へ移動し、ファイルを選択します。
引用元:
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WeChatのチャットに音声ファイルを送ってもらった場合
wechatで送ったファイルをクリックしwechat内で再生し、
右上の「…」をクリック、
「その他のアプリで開く」を選び、
「Repete Plus」を選択
↓
「Repete Plus」アプリに移りましたら、
1.左上の「選曲」をクリック
2.「フォルダ」にある該当ファイル(「P07」など)を選択
3.右上の「完了」をクリック
使い方
再生画面の右上の「設定」をクリックして主に以下の調整が可能です。
(1)どこで区切るか(ポーズを入れるか)の調整
「無音検出」という箇所の以下の2つの基準で調整できます。
「基準時間」
無音部分が「基準時間」より長いならば、そこで区切りを入れます
(例えば、「0.3秒」に設定するとかなり細かく区切られます)「レベル」
無音であると認定する音の大きさ。 「レベル」が大きくなると、少しノイズ音が入っていても無音であると認定します
次のように「無音検出」を調整し、リピーティングの難易度を高めていきましょう。
単語など最小単位の音でリピーティングができるようになったら、それを徐々に伸ばしていきます。単語、フレーズ位と徐々に音を増やしていき、最終的には一文を一度にリピーティングします。
レベル1:単語単位で音を止めながらリピーティング(無音検出0.3秒)
いきなり文単位でリピーティングするのは難しいので、一文を可能な限り短く分解してリピートしていきます。無音検出を0.3秒程度の設定するとできます。アプリを使ってポーズを入れてトレーニングする場合、厳密に単語ごと切り分けることはできませんが、トレーニングの効果に影響はありません。
レベル2:フレーズで音を止めながらリピーティング(無音検出0.6秒)
次は、フレーズです。無音検出を0.6秒程度の設定するとできます。
レベル3:一文で音を止めながらリピーティング(無音検出0.9秒)
最後に一文ごとにリピーティングします。無音検出を0.9秒程度の設定するとできます。
(2)ポーズの長さ(無音部分)の調整
ポーズの長さは「待ち時間」という箇所で、
以下の2種類の方法で調整できます。
「比率」
待ち時間を直前の区間の長さに対する比率で指定します「秒数」
待ち時間を秒数で指定します。
Androidなら「WorkAudioBook」
Androidの場合は、Repeat player WorkAudioBookというアプリです。
無料版は2週間のトライアルなので、継続して学習に利用する場合は、有料版(4.95ドル、約550円)を課金しましょう。
「WorkAudioBook」の使い方
- まず、「Open」ボタンからスマホ端末内に保存されている音声データを取り込みます。取り込むと、すでに音声は自動分割されています。
- 「Play nonstop」をクリックすると「ポーズが入った音声」が再生されます。
- 設定画面の「Pause between phrases」で、挿入するポーズの長さを指定できます。「100%」にすると、ポーズ前の音声の長さと同じだけ無音部分が挿入されます。リピートするのに時間がかかる人は、100%より大きな数字に、ポーズは短めでいい人は100%より小さな数字にします。
- 設定画面から「再生速度の調整」もできます。リピーティングについていけない場合はこちらを使いましょう。
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以上、リピーティングのための【必須アプリ】として、iOSの「Repete Plus(390円)」とAndroidの「WorkAudioBook(550円)」を紹介しました。