「音読ジョグ(ジョギング)」とは、「一定の長さのある中国語」を徹底的に聞き、話すことで、その養分を吸収し、“話せる、聞ける”語彙・表現力を高める(コア能力の向上)トレーニングです。
音読ジョグとは、1つの中国語の音源(音声ファイル)と文章(文字で書かれた中国語)を使って、以下3つのトレーニングを行います。
それぞれのページで、各トレーニングの目的、目標、やり方を十分理解してから取り組んでください。
音読”ジョグ”の由来
音読ジョグの”ジョグ“は、ジョギングのことです。
世界中でジョギング人口が多く、継続している人がこれだけ多いのはなぜでしょうか?
諸説あると思いますが、その理由の1つは、そのシンプルな形式にあるのではないでしょうか。いつでもどこでも思い立ったら走るだけです。他のスポーツのように、誰かを誘ったり、場所や道具を用意する必要はありませんん。思い立ったらすぐにできます。
語学の学習法も、このようなシンプルかつ効果のある形式を中心に進めることで、効率的に中長期的な取り組みができます。
音読ジョグの到達点
耳トレ、口トレ、脳トレの3つから構成される「音読ジョグ」トレーニング目標
行動目標は、シャドーイング(耳トレ)、音読(口トレ)、リピーティング(脳トレ)を合計して対象の中国語を100回読むことです。(「音読ジョグ記録シート」をお使いください)
習得目標は、リピーティング用音声(ポーズ付きのネイティブ音声)をかけたとき、中国語スクリプトのどの部分だろうと、完璧にリピーティングができる状態です(もちろん、スクリプトは見ずに音声のみです)。
このレベルまで音読ジョグを完成すると、素材となる中国語の大部分を暗記してしまっているでしょう。しかし、それは結果として起こった暗記であり、狙って取り組むことでもなく、最終的な目標でもありません。
音読ジョグの目的は中国語の文を表層的に記憶することでなく、中国語の文を支える中国語的エッセンス(構文、語順、単語、文法、語彙、表現、修辞など)を吸収し自分のモノにしていくことです。
ですから、一時的に暗記した中国語の文はしばらくすると忘れてしまいますが、一向に構いません。取り込んだ中国語のエッセンスは確実に学習者の内部に蓄積していくからです。
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