中国語などの語学をする場合、語学は実際に使うことに楽しさがあります。映画や本を楽しんだり、多様な中国人とのコミュニケーションを楽しんだり、旅行、ビジネスなどで実践したり。
実践に移るレベルためにそこまで高いレベルは必要ありません。
PaoChaiではそれを「コア能力」完成と定めゼロから1000時間で到達できると考えています。
以下、なぜ「コア能力」が必要か、また、それは何なのかを説明します。
なぜ「コア能力」が重要なのか?
理由1:どんな目標にしてもコア能力が必要
今、当サイトをご覧になっていただいている方は、中国語の学習に興味を持ち、何かしらの目標をお持ちかと思います。例えば、
・ぺらぺら話せたらかっこいいから、流暢になりたい
・その言語が使われる地域の文化を理解し、人と交流したい
・自分を高めたい、スキルアップしたい
・駐在が決まっているから身につけたい
・具体的なビジネスで使いたい
・日常会話をしたい
・三国志や水滸伝など文学や作品を研究したい
・将来性があるから勉強したい
・旅行に行く時困らないようにしたい
などなど。
PaoChaiの考えでは、上記のどのような目標であれ、それは核となるコア能力の表面的な表れにしか過ぎず、これらをいきなり目標にすることはできません。
まずは、コア能力を完成させてからこれらの実践へ移るべきだと考えています。そして、このような様々な中国語学習の目的がありますが、どんな目的で学習するにせよ最初はみなコア能力を完成させることに取り組むのが結果的に最も効率がよいと考えています。
もちろん、コア能力の学習中においても自分の目的のために中国語を使ってみることはよいことです。ただし、あくまで学習の中心はコア能力を高めることに集中しましょう。
理由2:コア能力があって初めて楽しさを享受できる
語学ではある程度高度なレベルに到達しないと“楽しくない”と言えます。
まず、ある程度高度なレベルを目標にすることが重要です。
例えば、テニスを楽しむためには、サーブだけではなく、ストローク、ボレー、さらに全体的なフットワークや持久力など総合的に一定のレベルがないと、ゲームを楽しむことはできません。
語学も同様で、文法ルールを詳しく理解できている、一部の発音がうまい、試験問題のリスニングは聞き取れる、などなど断片的な能力ではなく、そのコアとなる力が十分にないうちは、実際の使用を楽しむことはできません。
旅行で、「いくらですか」と言えても、その後会話はどんな方向に進むか分かりません。それに対応できる体幹的な力がないと語学をする意味がありません(一言言うだけなら通訳アプリなどでこと足ります)。
■「コア能力」参考指標
コア能力について説明しましたが、PaoChaiが作っている新しい概念なのでわかりにくいかもしれません。そこで、参考指標として、一般的な語学4技能の観点で言えば以下のような程度になると想定しています。
聴力:どんな音声でも、何回か聴けば全て中国語で文字起こしできる(つまり、どんな中国語音声でも、何回か聴けばピンイン(母音子音及び声調)に文字起こしできる)。
発話:難しい中国語(のスクリプト)を音読する場合でも、じっくり音読すればネイティブが負荷なく理解できるような発音ができる。
読解:難しい文章でも、(必要に応じて)文法書と辞書があれば各文の構造と意味を理解できる。
書き:論文のような5W1Hのはっきりした理路整然とした文章であれば、日本語の文章を(辞書や参考書など使って可)中国語にネイティブが(多少不自然であっても)理解できるレベルで翻訳できる。
まとめ
以上、PaoChaiの「コア能力」に対する考えを説明しました。
みなさま、中国語を学ぶ目的は異なると思いますが、まずは基礎固めを中心にすすめていくことをおすすめします。もちろん、まだコア能力が完成していなくても目的のために中国語を使ってみることはよいことです。
楽しみながら、継続していきましょう。
PaoChaiではみなさまの中国語学習が効率的に、結果が出るようサポートいたします。