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中国語学習を【習慣化】するための7つの施策

中国語学習の成功の鍵である「習慣化」を身につけるために、以下を読んで理解しましょう。

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語学において習慣化が必要な理由

中国語学習において成果を出す(“話せる、聞ける”ようになる)には、継続して

なぜなら、語学の中心的な課題は“話せる、聞ける”語彙数を高めることであり、語彙を定着させるには、適切なトレーニングを繰り返し反復する必要があるからです。1回だけトレーニングしても身につきません。

継続して学習するには、「習慣化」が鍵になります。

習慣化とは何か

習慣化とは、歯磨きのように、意志の力を使わず無意識に繰り返し行動している状態のことです。『30日で新しい自分を手に入れる「習慣化」ワークブック』の著者で習慣化コンサルタントの古川武士氏(習慣化コンサルティング株式会社代表取締役)は、習慣化を次のように定義しています。

習慣化とは、行動や思考を無意識的に繰り返す状態になること

例えば、朝6時起きをして、毎朝1時間の学習習慣を身につけようと決めるとしましょう。モチベーションにのみに頼ってしまうと、つい「今日は気分が乗らないからやめよう」などと妥協し、継続が難しくなります。しかし、いったん習慣化してしまえば、モチベーションがなくても行動を継続することができるのです。

習慣化に必要な期間

中国語学習の行動を新たな習慣として定着させるには、どれくらいの期間が必要なのでしょうか? 

古川氏は、著書『30日で人生を変える「続ける」習慣』の中で、習慣化に必要な期間の目安を、習慣のレベル別に紹介しています。

レベル1 行動習慣(勉強・日記・片づけなど):1か月
レベル2 身体習慣(ダイエット・運動・早起き・禁煙など):3か月
レベル3 思考習慣(論理的思考力・発想力・ストレス発散思考など):6か月

中国語学習(勉強)は、1ヶ月頑張れば習慣化できる可能性が高い、といえるようです。1ヶ月なら、頑張れそうですね。

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中国語学習を習慣化する7つの施策

世の中にはさまざまな習慣化のテクニックがあります。

何が一番効き目があるのか、情報が散在しているのでまとめて知りたい!という方のために、先の習慣化コンサルタントの古川武士氏が、自身のコンサルティングと経験から7つの極意として王道の手法を厳選していますので、まずはそちらの記事を一読ください。

以下、こちらの7つを基に、中国語学習を習慣化していきましょう。

1.ベビーステップ(小さな一歩)から始める

心理学者のL・ズーニン博士によると、「行動を始める→行動を続ける→行動を終える」という一連の流れのうち、最も心理的に難しいのが「初動」ということです。行動を始めて4分が経過すれば心理的な負担が弱まり、やる気が湧いてくるそうです。

ここでは、徹底的に初動のハードルを下げる、ということがポイントです。

中国語学習の中心は、「音読ジョグ」と「瞬間中作文」のコア能力トレーニングになります。どちらも、30分1タスクとなっているので、

さらにハードルを下げたければ、該当箇所を1回音読するという数分だけでもいいのでアクションしてみましょう。

どちらか迷うようでしたら、「音読ジョグ」に一本化しても構いません。

2.自分をうまく乗せる方法を模索する

中国語学習といっても、様々なトレーニング方法があります。

音読、リピーティング、シャドーイング、ディクテーション、作文、会話、精読、多読などなど。

家でやるのか、外でやるのか、一人でやるのか?或いはオンライン中国語などを使ってネイティブ講師と一緒に行うのもいいでしょう。

自分が乗る方法を探っていきましょう。

3.記録して現状を確認する

中国語学習に関することを全て記録していきましょう。何を、どれくらいやったかを最低限記録します。パーソナル学習プランのスプレッドシートを使うと便利です。

無自覚なことは変えられず、自覚していることのみが変えられます。日々の煩わしさ、忙殺の中にあると、習慣化を決めても意識するタイミングがないことが多いものです。

「記録する」という行為によって思い出し、かつ積み重ねを感じることができるでしょう。

また、貯金のような感覚で、経験値が貯まっていくことが快感にもなります。

4.「If-Thenプランニング」で行動を条件づけする

脳が行動を認識しやすいのは、わかりやすい行動の開始のシンボルがあるときです。明確なトリガーがあると、行動モードに切り替わり、中国語学習を開始できます。

「朝の洗顔」など、すでに身につけている習慣をトリガーと定め、「机に向かって30分音読」などの追加すると、意志に関係なくスタートしやすくなり、習慣化を成功させやすくなります。

5.他者からのフィードバックを糧にする

オンライン中国語コーチングを受講中は、できるだけ毎日音読や瞬間中作文の録音を提出し、フィードバックを受けましょう。

良い評価も悪い評価も、自分が行動したことに反応があることが次の行動を生み出します。

受講期間後は、オンライン中国語会話などのサービスを利用し、定期的に中国語をネイティブに実践してフィードバックを得るのがよいでしょう。

6.未来に強いゴールをつくる(発表の場・試験など)

3ヶ月後、半年後の明確な目標を設定しましょう。

PaoChaiのレベル設定やHSK合格などの語学検定を利用するのが良いでしょう。ただし、いずれにしても、その目標達成に必要なことが十分に理解できていることが大切です。PaoChaiレベルならP15とは、何をすればクリアになるのか、HSK6級とはどのような問題をどの程度解けたら合格になるのか、などを解像度高く理解しましょう。

7.周囲と約束して自分を追い込む

家族、友人、同僚などに「中国語を習得する」と宣言し、常に目標を意識できるようにすると行動に向かいやすくなります。

まとめ

中国語学習で成果を出す(“話せる、聞ける”ようになる)には、学習を継続的に行い定着させる必要があります。無意識に学習時間を確保できるように「習慣化」することができれば、必ず成果が出ます。

習慣化の7つの施策を中国語学習の観点で紹介しました。中国語学習の場合は、1ヶ月あれば、習慣化できる可能性が高いです。これらをうまく実施して、まずは最低1ヶ月毎日学習を続けましょう。