失敗しない!中国語の独学において生じうる4つの問題
ネット上や書店にいけば中国語を独学できる教材が沢山あります。独学に最適化された「中国語独学完全マップ」のようなコンテンツもあります。
しかし、いくらよく作られた教材であっても「独学」は危険です。問題は何でしょうか。つまり、学校に行ったり先生に教えてもらうことなく自分で学習を進める場合です。
以下、考えられうる本質的な4つの問題を説明します。
問題1:目標設定とそのための学習方法(勉強法)が分からない
中国語を初めて学ぶのであれば、中国語学習は未知の領域です。そうであれば、どのような目標を設定して、そのために効率的な学習計画をどのように立てるかは分からないでしょう。中国語の学習参考書は沢山ありますが、目標設定から計画、さらに毎日何をすべきかまで落とし込んだものはほぼありません。その道の達人、つまり自ら試行錯誤して中国語を高度なレベルまで習得した人などに相談して決めたいところです。
往々にして、一般的な中国語スクールでは目標設定や計画に対して十分に検討されていません。「知識を技術に変えるトレーニング」が圧倒的に不足しています。
問題2:間違った理解や習得の可能性がある(道を誤る問題)
教材を自分で読んで正しい知識を得て、トレーニングを重ね正しい技術(発音等)を身に着けたと思っていても、それが実際には間違ったものである可能性があります。
例えば、ある中国語学習者は、誰にも注意されることなくqu xu juなどの発音を長い間ずっと間違えて覚えてました。juを日本語の感覚で、「じゅ」と読んだり、xuをshuも大雑把に「しゅう」と読んだりしてはネイティブに通じません。早い段階で是正されることが望まれます。
問題3:学習中の疑問を解決しづらい(知識や技術について理解できない)
発音知識や文法知識について教材を読んだり、動画を見たりしても理解できないという問題が発生します。ネット上の情報や様々な書籍を読む等の努力すれば自力で解決できるでしょうが、実際そこまでするのは難しいですし、効率が悪いです。既に理解している人から分かりやすい方法で説明してもらうのが理想的です。
問題4:モチベーションを維持し学習を継続するのが難しい
目標達成において継続が肝となります。しかし、語学において成果がすぐに出るものではないですし、初期の学習は知識を吸収したり反復トレーニングなど単調なものが続き、学習をあきらめたり放置しがちになります。
以上の4つです。
まとめ
中国語を独学するときは、以下の4つの問題に注意しましょう。また、もし中国語スクールやオンライン中国語、大学などで中国語を習う場合は、これらの問題にどこまでよいサポートをしてくれるか、という視点で選ぶとよいでしょう。
- 問題1:目標設定とそのための学習方法(勉強法)が分からない
- 問題2:(道を誤る問題)間違った理解や習得の可能性がある
- 問題3:学習中の疑問を解決しづらい(知識や技術について理解できない)
- 問題4:モチベーションを維持し学習を継続するのが難しい