アル化とは、「er」が他の音節(漢字)の後ろについて、前の音節と一緒に発音されることです。er化された「er」は「r」だけの表記になります。
基本ルール(アル化の発音変化)
①-a、-o、-u、-e で終わる音節
もとのピンインは変化無しでer の音をつける
花儿 huār 猫儿 māoér 歌儿 gēér
-n, -ng, -iで終わる音節
n,ng,iを落として er の音をつける
玩儿 wánr 冰棍儿 bīnggùnr 有点儿 yǒudiǎnr
空儿 kòngr 声儿 shēngr
味儿 wèir 汽水儿 qìshuǐér 小孩儿 xiǎoháir
単母音-i、-ü で終わる音節
もとの音節にさらに er の音をつける
zhi、chi、shi、ri や、zi、ci、siで終わる音節
i を落として er の音をつける
ポイント1
アル化により「小さい」や「親しみ」「軽蔑」などの気持ちを表すことがある。
「子供」を指して「小孩子」というより、「小孩儿」の方が愛らしい感じである。小偷儿(こそ泥)のように軽蔑の語気を表すものもある。
ポイント2
アル化により意味が変わるものがある。
后门:後ろの門 → 后门儿:不正なルート