PaoChai中国語独学完全マップ【最効率の勉強法】

中国語勉強法の詳細を全公開!20レベルに分かれた合計121のタスク(600時間)で最も効率的に本格的な中国語独学コンテンツ!やる気ある学習者を、中国語全くの初心者からコア能力完成(HSK最上級6級に合格目安)の地点までご案内します。

中国語の会話(中会話)の勉強法【5つのポイント】まずはHSK5級レベルまでコア能力を高めてからオンライン中国語で集中トレーニング

中国語の会話(中会話)の勉強法【5つのポイント】まずはHSK5級レベルまでコア能力を高めてからオンライン中国語で集中トレーニング

中国語で会話できるようになること(つまり相手と話したり聴いたりできるようになること)は、ほとんどの中国語学習者の学習目的といえるでしょう。

では、どのようにすれば中国語で会話できる能力が身につくでしょうか?

以下、中国語の会話力の定義をし、その会話力はどのようにすれば高めることができるのかの理屈と具体的な勉強法を説明します。

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1.中国語“会話力”の定義(「実践能力」の一つ)

中国語で“会話できる”力は、図1の中央にある「コア能力」が十分にあり、さらに実践を積みこれが「実践能力」に変わることで身につきます。会話力は実践能力の一部です。それゆえ、会話力を伸ばすことを目的にしていても、「急がば回れ」でまずは「コア能力」を徹底的に固めることが決定的に重要です。

図1

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コア能力とは、リスニングとスピーキングに分けて考えると次の①〜⑤です。

  • リスニング「聞く」
    • ①音声知覚
      • ポイントは、音素レベルで音を知覚できることです。音素とは、ある言語で、語と語の意味を区別する機能をもつ音声の最小単位のこと。
        • 中国語を聞いて、それをリピーティング(自分で同じように繰り返していえる
        • 或いは、ピンイン(発音表記)で記述できる
      • 例えば、wo3 shi4 ri4 ben3 ren2
    • ②意味理解
      • 音声知覚した音の意味を理解できることです。
        • 文法、単語、フレーズなどが瞬時に処理できることが必要です。
      • 例えば、wo3 shi4 ri4 ben3 ren2の音を知覚し、それが「我是日本人」であり「私は日本人です」と意味を理解できること
    • スピーキング「話す」
      • ③概念化
        • 伝えたいことを概念的にまとめます。最初のうちは、まず日本語で文章を作ればよいでしょう。
        • 例えば、「私は日本人です」
      • ④文章化
        • 中国語の文章を作ります。
          • 文法、単語、フレーズなどが瞬時に処理できることが必要です。
        • 例えば、「私は日本人です」→「我是日本人」
      • ⑤音声化
        • 用意した中国語を音にして発話できることです。
        • 例えば、「我是日本人」→wo3 shi4 ri4 ben3 ren2

少し細かいのでまとめると、

「コア能力」のポイントは以下です。

  • 中国語の音を正しく知覚できる
  • 聴いて瞬時に理解できる語彙力がある
  • 概念(日本語の文)を瞬時に中国語に訳せる
  • 中国語の音を正しく発音できる

2.「コア能力」の高め方(勉強法)

基本の3step

コア能力は、“会話力”の基礎となる力であり、知っている知識を“使える”技術に変えるトレーニングをすることで高めることができます。なので、学習の大きな流れとしては以下のようになります。

step1. 知識を理解する(発音・文法)
step2. 知識を技術に変えるトレーニングをする→「コア能力」を高める
step3. 「コア能力」を「実践能力(会話力)」に変えるトレーニングをする

一般的な中学高校の英語教育ではstep1については十分行っていますが、step2の「知識を技術に変えるトレーニング」が決定的に足りていません。だから、沢山勉強したのに“使える”という感覚が乏しくなるのです。中国語を学習する場合は、これを踏まえて効率的に学びましょう。

知っていることを、“使える”に変えることが語学で肝になります。そのために効果的なトレーニングが必要で、結論から言うとそれは「音読ジョグ」と「瞬間中作文」というトレーニングです。両方とも総合的にコア能力を高めますが、前者は特に「聞く」に、後者は「話す」に効果があります。

瞬間中作文」は、上の図でいう③概念化→④文章化ができるようになるためのトレーニングです。

例えば、「彼はアメリカ人です」と言いたければ、それを「AはBです=A是B」の文法と「彼=他」「アメリカ人=美国人」という単語を組み合わせて瞬間的に作文できるようにします。このとき、重要なのは、例文として「彼はアメリカ人です」を直接「他是美国人」と暗記せず、文法と単語から組み立てることです。

まず、「知っている」と「使える」の違いは以下の通りです。

■知っている

中国語の助動詞「会」は、「人が元々もっている潜在能力によるもので、“できる”もの。また、学習したり、練習したりして、基本的に習得できる能力を表す時に使う」ということを知っている。 

■使える

「彼は泳げますか?」と言いたいときに、それを単語と文法ルールから「他会游泳吗?」と変換でき、さらに伝わる発音で発話できる。例文の丸暗記ではなだめで、しっかりと単語とルールで組み立てることが必要です。 

この「知っている」を「使える」ようにするには、次のような「意味行為」を反復して行うことで可能となります。

  • 意味・文構造を理解できる外国語の文を意味処理しながらひとつでも多く自分の中に取り入れる
  • 外国語の文法・構文に則った文をひとつでも多く作る

中国語独学完全マップ」では、step1と主にstep2を組み合わせ、コア能力をかなり高度なレベルまで高めるところまでの独学コンテンツを無料で公開しています。step2を実現する「音読ジョグ」と「瞬間中作文」というトレーニングを学習の中心においています。

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中国語のコア能力を十分に高めてから会話練習を始めよう

step3については十分にコア能力が身につけば、後は実践の中で会話や読書など「使う」機会を持ち試行錯誤することで実践能力(会話力)は自然に伸びます。

中国語の会話とは、スポーツで言えば試合にに出るようなものです。実戦には現実のリズムや流れがあり、これは実戦を通じてしか身につけることができません。中国語も同じでどんなに学習を重ねても実際の会話には特有の間や呼吸があります。この流れにスムーズに乗るためには実際の会話の場数を踏む必要があります。

しかし、会話の練習で効果を挙げるためには先に挙げた「コア能力」として以下が一定レベルでできている必要があります。

  • 中国語の音を正しく知覚できる
  • 聴いて瞬時に理解できる語彙力がある
  • 概念(日本語の文)を瞬時に中国語に訳せる
  • 中国語の音を正しく発音できる

これらができていることが大前提です。キャッチボールもできない人が試合だけで活躍できるようになることは不可能でしょう。

本当に上達したいなら、基礎学習・トレーニングなしに会話だけやっても全く上手くならずに期待はずれだと思うだけでしょう。それで満足できるのは、「ネイティブと中国語を使っているかっこいい自分」というような気分を味わうこと自体を目的にしている人だけでしょう。

中国語で会話練習を始めるレベルの目安はPaoChaiレベルP10〜12(HSKだと5級)

「中国語独学完全マップ」では、その目安としてP10〜12(累計学習時間300〜370時間)に到達するくらいまでは会話の練習をすすめていません。

累計300時間もの準備がないと会話練習は実りあるものになりません。これを遠い目的地と見るか、短期集中で基礎固めをすればすぐだと考えるかは人次第ですが、上達が目標であれば確実に参考にすべきです。

他の指標で示しますと以下のようなレベルが会話練習を始める目安です。(詳しくはこちらの記事

CEFR: B1

TOEIC570-773点
TOEFL42-71点
は、以下と同等です。

  • HSK4級 260-299点
  • HSK5級 220-259点
  • HSK6級 180-219点
  • 中国語検定3級〜2級

これくらいの基礎が固まってから、会話の練習を始めましょう。

HSK5級に余裕を持って合格する程度、中国語検定ですと2級です。

もちろん、こちらは「学習に効果がある」という観点でのタイミングです。初期段階でも、息抜きや楽しむためにもネイティブと会話するのはよいことです。それでモチベーションが高まるのでは会話も取り入れましょう。

簡単なフレーズだけでネイティブと一言二言交わすだけでも「中国語を使っている」という充実感が得られるでしょう。

3.会話練習の勉強法

会話できるようになるためには、短期間にできるだけ多くの会話練習をすることをおすすめします。

「オンライン中国語レッスン」がぴったり(CCレッスン、ネットチャイナ等)

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昨今レアジョブのフィリピン英会話のように、オンライン中国語サービスで、ネイティブからとても安い価格でレッスンを受けることができます。毎日受けて月に8000円〜10000円程度です。以下、講師が多く予約がとりやすいサービスです。

会話練習(勉強法)5つのポイント(オンライン中国語の使い方)

ネイティブと会話の練習をするときに意識すべき5つのポイントがあります。

 

①中国人のネイティブと会話練習する目的を理解

コア能力を実践能力に変える会話練習ですが、そこでのネイティブの役割は以下です。

  1. ネイティブは学習者に対してランダムに中国語を発話する
  2. 学習者はネイティブに対してランダムな内容の中国語を発話する必要がある(「瞬間中作文」の最初の日本語がランダムとなる)
  3. ネイティブは学習者の中国語(内容と発音)へ評価・フィードバックをする
  4. ネイティブは口語ならではの中国語の発音をする

これらが会話練習の核となるものですので、意識しながら会話のレッスンを受けましょう。

オンライン中国語の講師に文法の説明や中国語の体系的な知識について求めるのは合理的ではありません。中国語学習におけるオンライン中国語のネイティブの役割を念頭においておきましょう。彼らは先生ではないので、文法や理屈的な説明は得意でないことが多いです。経験のある先生だとしても、今は会話練習なのでそのような解説は本当に必要であれば別の方法で考えましょう。往々にして日本人講師のほうが適しています。

少し話は逸れますが、これらを大量に確保するのが留学の意義です。中華圏で生活すれば上記1〜4全てが常に必要となってきます。しかし、留学をしていても自ら積極的に行動しないとこれらを確保することができません。そして一方で日本にいても、これらに積極的であればオンライン中国語などを利用して留学よりも密度の濃い中国語学習ができます。

②最低でも週に2〜3回以上1回60分〜120分で半年

具体的には最低でも週に2〜3回以上1回60分〜120分行うのがよいでしょう。これくらいの頻度と密度で実戦すれば半年くらいでその人の持っているコア能力に相応しい会話力が身につきます。

③会話をリードしよう

どの学習にも言えることですが、学習には積極的に、主体的に望みましょう。自分がどのような会話力をつけたいかは自分しかわかりません。徹底してレッスンをリードしましょう。

何回かレッスンすれば互いの紹介がすんでしまったら毎回何を食べたのか、今日は何をしたかなど同じ話題の繰り返しになってしまうでしょう。こうならないように、毎回のレッスンの前にトピックの仕込みをしておくとよいでしょう。

参考までに、BitExリスニング「時事中文」をおすすめします。200文字程度の時事ネタの記事がネイティブ音声とともに3日に1回程度更新されます。

④概念化(日本語化)は明快に

ネイティブと会話をしているときに、自分が何かを言う場合、その内容は事前に決まったものではなくその場で文脈の中で偶然的に決まります。まだ使ったことのない中国語を作らなければいけなくなることも多いはずです。その場合、最初の概念(日本語)の段階でできるだけ構造を簡単にし、わかりやすい形で表現してくてください。主語や動作の受け手、5W1Hがはっきりした日本語から考えていくといいでしょう。

⑤オリジナルの表現を積み上げる

ネイティブと会話をしているとき、日本語として言いたいことは固まっているのに、それを「瞬間中作文」できないことがあるでしょう。そのようなものは、レッスン後(できれば忘れないうちにレッスン中)メモしておき、あとでまとめて中国語に作文しましょう。こうすればあなたがよく使うオリジナルの表現が蓄積されます。

その際にも④の日本語を明快にすることは忘れないようにしましょう。

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まとめ(中国語会話の勉強法)

いかがでしょうか?中国語学習者のほとんどの方が目標にする中国語での会話。

会話できるようになるためには、まずコア能力を高めることが重要です。そのためには音読や「瞬間中作文」のトレーニングで最初の300時間くらいは集中して取り組む必要があります。

その後、PaoChai中国語レベルでP10〜P12(HSK5級程度)までコア能力が身についてきたら、オンライン中国語を利用し会話練習を始めましょう。その際の注意点は3つありましたね。

  1. 中国人ネイティブと会話練習する目的を理解
  2. 毎週2〜3回、1回で60分〜120分がっつりと半年は継続
  3. 会話をリードする
  4. 概念化は明快に
  5. オリジナルの表現を積み上げる

ということです。

かなり具体的にイメージができたのではないでしょうか。もちろん、実行するのは大変ですが、この道筋を常に念頭に置き着実に中国語の会話能力を高めていきましょう。

加油〜!