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これから中国語を始める人必見!【中検】と【HSK】のどちらを目標にすべき?2つの観点

中国語を始めるなら中国語検定とHSKのどちらを目標にすべきか【2つの観点】

中国語の検定試験には、「中国語検定(中検)」と「漢語水平考試(HSK)」という二大資格試験があります。これから中国語を学ぶ方は検定試験を利用することを3つの理由からおすすめします。

  1. 学習目標として利用すれば、学習リズムを作りやすい
  2. 目標に向かって学ぶべき内容が体系的に整理されている(目標と学習内容)
  3. 客観的な実力証明になる

では、中検とHSKのどちらを目標に学習を進めていくべきでしょうか。
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上記3つの検定試験のメリットの内、1については中検もHSKも変わりません。
しかし、2と3についてはそれぞれの特長があります。つまり、どちらも「目標に向かって学習内容が体系的に整理されて」いますが、その目標と内容は異なります。また、両方共「客観的な実力証明になり」ますが、使える範囲が違います。
以下、中検とHSKについて

  1. 目標と学習内容
  2. 実力証明の範囲

の観点で比較します。

目標と学習範囲:中国語検定は「訳す」能力、HSKは実用的なコミュニケーション能力

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まず、2点目の「目標と学習内容についてです。中国語検定は「訳す」能力を、HSKは実用的なコミュニケーション能力を養うことを目標に検定が設計されています。どちらの能力を身につけたいかを考えてみましょう。

中国語検定は「訳す」能力を重視

中検では母語と外国語の関係を処理する能力、つまり「訳す」能力が重視されます。「訳す」能力は,母語をマスターしている者が外国語を学習する際に非常に大切な能力となります。なぜなら母語の経験をもとに外国語を学習するためです。例えば日本語のネイティブスピーカーは,日本語で話す場合に相手との関係によって,失礼にならないことばを選んでコミュニケーションを図りますが,外国語を学習する場合も,失礼にならない表現はどれか,自分の気持ちをぴったりと表現することばはどれか,日本語との対応関係から覚えていきます。これが「訳す」能力です。「読む」「聞く」「話す」「書く」の四技能は,いずれも「訳す」能力を必要とするのです。「中検」は,学習者の外国語能力をより正確に測るため,特にこの「訳す」能力を重視し,それを測ることに力を入れています。

 

HSKは実用的なコミュニケーション能力を重視

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HSKは、中国語を用いたコミュニケーション能力の測定に特化しており、より実用的な中国語能力が求められます。問題文や選択肢、リスニングの質問など試験に関わる文章は全て中国語で出題されます。
問題の中国語の文を読む、または聴いて、その文脈を正しく理解した上で、適切な中国語を選ぶという形式なので、実際のコミュニケーションで必要な能力が問われます。それゆえ、より実用的な検定で、ネイティブに通じる中国語の習得につながります。

実力証明の範囲:中国語検定は日本企業、HSKは留学や中国企業で働くために有利

次に3点目の検定試験の結果が使える範囲です。一般的には、中国語検定の結果は日本企業で認知されやすく効率的に自分の中国語能力を証明できます。中検は1981年より始まっており、HSKの1991年に比べ10年も長い歴史があります。
一方で、これまで認知度が低かったHSKも、受験者数をみると、2018年はHSK34,018人、中検29,935人と、中検を超えてきてますので、十分日本企業でも評価されると思われます。
HSKは、中国の大学等に留学する際に必要な証明であり、世界で通用する資格なので使える範囲は広いといえます。中国の企業に自分の中国語レベルを証明する場合にも使えます。
もし、中国語学習を始める際に、このように第三者への実力証明を前提にするのであれば、これらの違いをよく理解しておくべきでしょう。或いは、学習目標として検定試験を利用するのであれば、先程説明した両者が重視する中国語能力を理解し、自分がどちらの力を優先したいかを考えるのがよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。中国語の検定試験である中検もHSKも、以下の通り3つのメリットがありました。

  1. 学習目標として利用すれば、学習リズムを作りやすい
  2. 目標に向かって学ぶべき内容が体系的に整理されている(目標と学習内容)
  3. 客観的な実力証明になる
1点目は両者同じですが、2点目については、中検であれば「訳す」力を、HSKは「実用的なコミュニケーション能力」を測るよう設計されており、自分の養いたい力に合った方を選びましょう。また、3点目については中検は日本企業で強みがあり、HSKは中国留学や就職に強みがあることが分かりました。また、HSKの受験者数は最近では中国語検定を追い越しているので、日本企業へのアピールにも十分使えるでしょう。