PaoChai中国語独学完全マップ【最効率の勉強法】

中国語勉強法の詳細を全公開!20レベルに分かれた合計121のタスク(600時間)で最も効率的に本格的な中国語独学コンテンツ!やる気ある学習者を、中国語全くの初心者からコア能力完成(HSK最上級6級に合格目安)の地点までご案内します。

これから中国語を始める方必見!最も効率的な勉強法【3ステップ戦略】

最も効率的な中国語の勉強法【3ステップ戦略】

中国語を勉強しようとするなら、まずどうすればいいでしょうか。

効率的に学習をすすめるには、以下の3STEPを戦略的に検討する必要があります。これは中国語に限らずその他の語学や、引いてはあらゆる学習に共通します。

  1. 目標設定
  2. 学習計画(目標設定のための)
  3. 実行
strategy

以下、各STEPが何か、また、どのような観点で各STEPを吟味すればいいかについて説明します。

STEP1.目標設定

まず、目標設定は決定的に重要です。目標を設定しないと、何の指針もなく森の中をさまようなもので、語学の上達は見込めません。また、未知の領域における学びなので、どこを目指すべきか自分で決めるのは難しいです。

よい目標設定の5つのポイント(SMART)

よい目標設定とはどのようなものでしょうか?

それは、以下の5つのポイントをおさえた目標です。

◆ポイント1:Specific(具体性)

誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す

◆ポイント2:Measurable(測定可能性)

目標の達成度合いが本人にも第三者にも判断できるよう、その内容を定量化して表す

◆ポイント3:Achievable(達成可能性)

希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する

◆ポイント4:Relevant(目的関連性)

もともと外国語を身に着けてやりたかったこと(目的)に直結させる

◆ポイント5:Time-bound(時間制約性)

いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する

外国語の勉強における2つの目標タイプ

以下、一般的に使われている外国語学習をする場合の2つの目標タイプです。

先のSMARTの観点でそれぞれの目標タイプについて検討していきます。ただし、「A:達成可能性」は学習者の能力や可能な勉強時間などに依りますし、「T:時間制約性」は別途スケジュールを立てて決めればよいので目標自体の吟味からは外します。

1.資格型目標

HSKや中国語検定などの資格試験の合格を目標にします。具体性と測定可能性は申し分ないですが、目的関連性は低いです。

学習者の目的は“使える”語学力です。もちろん、HSKは実用的なコミュニケーションの能力を測定するように設計されていますが、それでもまだ「試験勉強」的な側面もあり、実際の運用能力とは乖離しています。HSK最上級6級を持っていても面と向かってネイティブとコミュニケーションできない、という人も多くいます。

S:具体性   ◎

M:測定可能性 ◎

R:目的関連性 △

2.テキスト進行型目標

多くの通学型の中国語スクール(※)で使われている目標設定です。市販のテキスト(教科書)を進めて、目標にする教科書を終わらせることを目標にします。例えば「中国語を学ぼう 初級」「中国語を学ぼう 中級」など。

この目標は、各課ごとに新出の単語や文法があり、それらを例文や会話の中で学習します。各課を次々にこなしていくことが目標となり具体性はありますが、そこで身につけた中国語力を測りづらいです。また、各課の積み上げがどのような目的に関連しているのかが分かりづらく、ただ各課を進めることが目的になってしまいがちです。

S:具体性   ◎

M:測定可能性 △

R:目的関連性 △

普通、新たに中国語を学ぶ方は、中国語スクールに入り、それらが提供する目標と学習計画(カリキュラム)を使います。その目標は多くの場合上記2の「テキスト進行型目標」となります。

※中国語教室、大学の授業、オンライン中国語、中国語コーチングなどのスクール

 

上記の2タイプの目標はどちらも教室運営で多数の生徒のために作られた目標といえます。つまり、教室でネイティブの先生が一人、生徒が10人、週に3回など、そのような学習の場面で作られたものであり最適化されています。個別の人の目標や状況に応じてならよりよい目標設定ができるでしょう。

STEP2.学習計画

目標が決まったら、次は学習計画です。目標達成するには、何を、どのように、どのくらい、どれくらいのペースでやるかを決めます。

例えば、もし目標をHSK4級などの資格試験にした場合、まず資格試験の出題範囲(例えば、単語は1200語)を把握し、それらを全てカバーする学習内容を決め、その学習内容を実際に学ぶ日程を決めていく、ということになります。

外国語の学習内容は「知識理解」と「技術習得」に分かれます。知識理解とは、例えば中国語の発音について「a」は日本語の「あ」よりも口を大きく開けて喉の奥から発声する、のような知識です。「技術習得」とは理解した知識を基に、実際にその「a」を発音し、ネイティブに通じる発音が安定してできるようにする練習ことです。

良い学習計画のポイント

以下、「何を、どのように、どのくらい」(+どれくらいのペースでやるか)をどのように決めれば良い学習計画になるかを説明します。

「何を?」は網羅性

「何を?」という学習内容で重要なのは「網羅性」です。HSKの出題範囲が、特定の1000単語なのに500語しかカバーしてなければよい学習計画といえません。それでは目標達成は不可能です。しっかりと目標に必要な1000単語を網羅しなくてはいけません。

「どのように?どれくらい?」は「技術習得」の観点

盲点となるのは「技術習得」の観点です。「知識理解」については、上述の例でいえば範囲の1000単語をテキストに書いてあればよいですが、それを使えるように「技術習得」するにはそれだけではいけません。

その単語リストをどのようにどれくらい学習するか?というところまで踏み込む必要があります。例えば、「その単語リストの単語を各単語2回ずつ正しいピンインの発音で10回読む」などです。これがないと、そのリストをさらっと流し読みしただけでその学習は「完了」とみなされてしまいます。それゆえ、どのようにどれくらい教材を使うか、ということを明確にすれば良いといえます。どういうところを意識して練習に取り組むべきか、これを整理して伝えるのも「どのように」に入ります。

「どれくらいのペースで?」は具体性

ここまでの計画がうまくできていれば、あとはそれらをどのようなペースでやるかを決めます。「週に10時間」などざっくりしたものでも良いですが、確実に実行したいなら月曜日は朝6時から1時間、等明確にすると尚良です。

ちなみに、上述した目標設定と学習計画において全ての観点で高いレベルで作られたのが「中国語独学完全マップ」です。是非参考にしてみてください。

STEP3.実行

学習計画ができたら、あとは実行あるのみです。では、良い実行をするために必要な環境はどのようなものでしょうか。

良い実行(環境)3つのポイント

1.分からないときの対策

目標に沿って作られた学習内容を実際に学習する場合、その内容について、知識であればしっかりと腑に落ちるまで理解し、技術であれば使えるように習得する必要があります。知識であれば「分からない」、技術であれば「使えるようにならない」ときに、どうすればいいかを誰かにサポートしてもらえれば実行はスムーズに進むでしょう。

2.継続する仕組み

学習の実行で一番のネックは継続でしょう。継続するためには以下の5点が重要です。

  1. 目標設定が適切
  2. 毎回の学習の目的・目標への納得感
  3. 学習内容が負荷の少ない形で提供されている
  4. 成長実感
  5. 仲間の存在

3つ目の「学習内容が負荷の少ない形で提供されている」の意味は、「知識理解」については、ポイントがわかりやすくシンプルな説明があればいいですし、魅力的な先生が教えてくれることもよいです。「技術習得」であれば練習するときの注意点などが明確なものがいいでしょう。

3.習得チェック

定期的に習得具合をチェックしないと、誤った方向に進んでしまう可能性があります。学習実行時には、定期的に習得の程度を計測し、確実に目標達成に近づきましょう。

中国語勉強法のまとめ

いかがでしょうか。目標設定、学習計画、実行という勉強法の全体像の考え方がお分かりになりましたでしょうか。各STEPのポイントを以下にもう一度整理します。

STEP1.目標設定

  1. S:具体性   
  2. M:測定可能性 
  3. R:目的関連性 

STEP2.学習計画

  1. 「何を?」は網羅性
  2. 「どのように?どれくらい?」は「技術習得」の観点
  3. 「どれくらいのペースで?」は具体性

STEP3.実行(環境)

(1)分からないときの対策
すぐに先生に聞いたり、簡単に調べられる環境にあるか。
(2)継続する仕組み
  1. 目標設定が適切
  2. 毎回の学習の目的・目標への納得感
  3. 学習内容が負荷の少ない形で提供されている
  4. 成長実感
  5. 仲間の存在

この理解を基に、あとは自分で考えてそれらを用意するのか、或いは中国語の教室や先生にお願いするのかを考えましょう。また、中国語教室に行く場合もこの枠組でどのような価値が提供されているのか検討しましょう。

往々にして目標設定や学習計画に問題が見られることがあります。また、実行時のサポートも重要です。是非、これから中国語を学ぶ方、或いは現在勉強中ですが伸び悩んでいる方、参考にしてみてください。