PaoChai中国語独学完全マップ【最効率の勉強法】

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【D009】中国語の発音基礎(子音)の知識理解

■タスクID:D009

■レベル:P01

■本レベルの目標:中国語の発音基礎についての「知識」を理解し、発音「技術」を身につけます。(前半)

■学習形式:読んで理解

■タスク目標:発音基礎(子音)の知識の理解

■タスク完了想定時間:52分

■想定必要サイクル数:2回

■タスク課題(終了条件):以下の個別タスク内容の通り学習を進め完了させてください。

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■個別タスク内容

以下の学習内容をよく見て、中国語の「子音」を上手に発音するためにはどうすればいいかの知識を十分理解したら完了です。腑に落ちないところがあれば分かるまでコーチに質問してください。 

■学習のポイント

①本タスクは「知識」の理解が目標です。実際の発音(技術)は、別のタスクで練習します。ただし、本タスク新たに導入された発音は全て大きな声で10回程度発音してみてください。発音の説明を聞いて、「これでできているだろう」というレベルまで繰り返してください。

②発音についての「知識」については、記憶しようとしなくてよいので、しっかりと動画とテキストの内容を腑に落ちるまで理解します。(2回目以降に参照する際にすぐ理解できるように)

③分からないところや疑問がある場合は、あとで確認できるように記録しておきましょう。

 ■学習内容 

1.子音の知識

ポイント1:基本6グループ

子音は21種類あり、以下6つのグループに分けられます。各グループの中の子音は、基本的に同じ発音部位を使って発音します。

①唇音(しんおん)b,p,m,f

すべて唇を使って発音します。

②舌尖音(ぜっせんおん)d,t,n,l

すべて舌先を上歯茎につけて発音します。

③舌根音(ぜっこんおん)g,k,h

上あご奥、喉元(軟口蓋)のあたリで破裂や摩擦をさせて発音します。

④舌面音(ぜつめんおん)j,q,x

舌面と上あご(硬口蓋)で破裂や、摩擦をして発音します。舌先は下の歯の裏に収まり、舌面と上あごで破裂、摩擦させます。

⑤そり舌音(そりしたおん)zh,ch,sh

そり舌音は、舌を口の中で宙に浮かせます。これは「巻舌音」とか「捲舌音」などとも呼ばれますが、舌をそらしたり巻いたりする意識よりも、重要なことは、舌が下あごから離れている、つまり舌が宙に浮いている状態です。

⑥舌歯音(ぜっしおん)z,c,s

舌先やや内側の辺りと上の歯の裏で、破裂や摩擦をします。
「舌歯音」のグループは、舌は下あごに収め、舌先やや内側の辺りを上歯の裏・上歯茎の辺りに当てて、そこで息をため破裂・摩擦させます。

ポイント2:発音の方法による分類

ただし、同じグループの中であっても以下のように発音の方法は異なります。

  • 【破裂音】息をためて破裂させる→b,p,d,t,g,k,
  • 【摩擦音】息を狭い隙間に通して摩擦させる→f,h,x,sh,r,s
  • 【破擦音】破裂のあと摩擦させる→j,q,zh,ch,z,c
  • 【側面音】舌の両サイドから息が通す→l
  • 【鼻音】鼻に息を通す→m,n

※赤字は有気音

ポイント3.有気音と無気音

中国語の子音には「有気音」と「無気音」という特徴を持つものがあります。一般的に中国語の発音として大々的に取り上げられますが、以下のポイントを押さえておく程度でよいでしょう。

「無気音」とは、

  1. 軽い破裂の後、息を吐かないようにして母音を発音します。

「有気音」とは、

  1. 強い破裂の後、母音の発音との間に、息を強く吐く瞬間をとってから母音を発音します。
  2. 口の前にティッシュを手に持ち、このティッシュが揺れるくらい息を強く出します。「無気音」ではほとんど揺れません。後述の通り、息を勢いよく発する意識よりも、息でせき止めを開放することを意識してください。
  3. 唇や舌が力みすぎないようにしましょう。
  4. 空気の流れをせき止めている部位を楽にして開放させるように息を出します。この「せき止めを突き抜けるときに生じる「音」が有気音の特徴であり中国語ネイティブが認識するところです。

子音各グループで対応する「無気音」と「有気音」はそれぞれb―p、d― t、gーk、j― q、zh― ch 、z―c です。日本語には清音と濁音という対応がありますが、「有気音」と「無気音」はこれとよく似たものだと思っていいです。「有気音」paは日本語の「パ」を派手に強めに発音し、「無気音」baは日本語の「バ」を力まず軽めに発音すればほぼ問題ありません。その他の「有気音」「無気音」も同じ要領で発音します。

2.ネイティブの動画を確認

以下の動画でネイティブのお手本を見て聴いて、口の形や発声の仕方をよく観察して真似してみましょう。気づいた特徴などを自分の言葉でメモしてください。 

 
中国語_発音基礎③_子音_21種類【PaoChai】

3.具体的な発音方法

※中国語学習の慣習として、まずは以下の母音をつけて各子音のトレーニングをします(そり舌音は一般的な教科書ではzhi,chi,shi,riで練習しますが、-iは特殊単母音であり且つ未学習なので基本単母音のeで練習します)

ID 子音カテゴリ 子音 母音 発音↓    
V01 唇音
(しんおん)
すべて唇を使って発音します。 b o bo 破裂音、無気音 軽く息を溜め破裂も弱く、破裂と共に母音を発音します。破裂しても息をほとんど出しません。→無気音
V02 p o po 破裂音、有気音 息を強くためて勢いよく破裂させ、勢いよく息を出してから、そのあと母音を発音します。破裂と共に息が強く出ます。→有気音
V03 m o mo 鼻音 両唇を結んで鼻に息を通す鼻音で、日本語の「マ行」のように発音します。
V04 f o fo 摩擦音 上の前歯と下唇とで摩擦させます。ただし、下唇を噛むようにしてはいけません。歯を下唇内側に添える位置で摩擦させます。英語の「f」と同じ要領で発音します。
V05 舌尖音
(ぜっせんおん)
すべて舌先を上歯茎につけて発音します。 d e de 破裂音、無気音 舌先を上歯茎にぴたりとつけますが、舌先は上歯のつけ根にさわる程度の位置にし、歯茎の奥寄りにならぬよう注意します。破裂は弱く息を出さぬよう注意し、破裂と共に母音を発音します。
V06 t e te 破裂音、有気音 舌先を上歯茎にぴたりとつけますが、舌先はd― と同じ、上歯の付け根にさわる程度の位置にし、あまり歯茎の奥寄りにならぬよう注意します。息をためて強く破裂させ、勢いよく息を出したあとに母音を発音します。
V07 n e ne 鼻音 舌先を上歯茎にぴたりとつけ、鼻に息を通す鼻音です。日本語の「ナ行」と同じように発音します。
V08 l e le 側面音 舌先を上歯茎につけて、歯ぐきを押し付けるようにして舌の両サイドから息が流れ、日本語の「ラ行」と同じように発音します。
V09 舌根音
(ぜっこんおん)
上あご奥、喉元(軟口蓋)のあたリ
で破裂や摩擦をさせて発音します。
g e ge 破裂音、無気音 喉元あたりで軽く息をためて破裂は弱く、破裂と共に母音を発音します。
V10 k e ke 破裂音、有気音 喉元あたりで息をためて破裂させ、強く息を吐いてから母音を発音します。
V11 h e he 摩擦音

g‐、k― よりもさらに喉元奥から、口蓋垂(こうがいすい)を震わせるような気分で、喉元を強く摩擦させます。

h― は、日本語の「フ」のように、両唇による摩擦音ではありません。唇は全く使わず、喉の奥を摩擦させます。

冷たい手を暖めようと両手を口元に添えて喉の奥から「ハー」と患をかけるような感じです。その感じをしっかり再現します。

舌尖を下の歯ぐきにつけ、息をすき間に摩擦させながら、ハ行の音を発音する。

V12 舌面音
(ぜつめんおん)
舌面と上あご(硬口蓋)で破裂や、摩擦をして発音します。舌先は下の歯の裏に収まり、舌面と上あごで破裂、摩擦させます。ji、qi、xiは日本語の「ヂ」「チ」
「シ」と同じような感覚で基本問題ないです。
j i ji 破擦音、無気音 舌面を上あごにつけて軽く息をため、軽い破裂と共に、舌面と上あごで摩擦、すぐに母音を発音します。
V13 q i qi 破擦音、有気音

舌面を上あごにつけて強く息をため、破裂と共に舌面と上あごで摩擦、強く息を吐いてから母音を発音します。

q は常識的なローマ字の読み方と異なるので注意してください。

どんな母音と組み合わさっても「キ」ではなく「チ」の音で始まります。

V14 x i xi 摩擦音 舌面と上あごで摩擦させながら、母音を発音します。
V15 そり舌音
(そりしたおん)

「そり舌音」zh―、Ch―、Sh― は2文字でつづりますが、すべて1子音を表しています。

そり舌音は、舌を口の中で宙に浮かせます。これは「巻舌音」とか「捲舌音」などとも呼ばれますが、舌をそらしたり巻いたりする意識よりも、重要なことは、舌が下あごから離れている、つまり舌が宙に浮いている状態です。

zh e zhe 破擦音、無気音 舌を宙に浮かせ、舌先を上歯茎よりやや奥の位置に着けて、軽く破裂後摩擦させ声(母音)を出します。
V16 ch e che 破擦音、有気音 舌を宙に浮かせ、舌先を上歯茎よりやや奥の位置に着けて、強く息をため、破裂後摩擦させて声(母音)を出します。
V17 sh e she 摩擦音、有気音 舌を宙に浮かせ、舌先を上歯茎よりやや奥の位置にして、そのまま「しー」と強く摩擦させて声(母音)を出します。
V18 r e re 摩擦音

舌を宙に浮かせ、舌先を上歯茎よりやや奥の位置にして、軽く摩擦させて声(母音)を出します。

r-は、破裂もなく、摩擦もsh‐ のようにはつきりしないため、捉えにくい子音ですが、zhi、chi、shiのどれでもそのまま発音を引き延ばせば、結局riの発音になるので、改めてその音をリピートすればうまくできます。「舌さき音」liのように舌先を上歯茎につけてはいけません。

V19 舌歯音
(ぜっしおん)

舌先やや内側の辺りと上の歯の裏で、破裂や摩擦をします。

「舌歯音」のグループは、舌は下あごに収め、舌先やや内側の辺りを上歯の裏・上歯茎の辺りに当てて、そこで息をため破裂・摩擦させます。

※-iについて

破裂・摩擦のそのままの状態で声を出したときのあいまいな母音をiと表記します。これは「舌歯音」を発音したときに、自然に伴う母音で、単母音のi(yi)とは全く別物です。ローマ字には他に適切な母音字がないためのやむをえぬ策で、「そり舌音」のiと事情が似ています。
このiは、ローマ字の常識には全くない読み方です。ziは「ヅィー」ではなくヅー」、ciは「ツィー」ではなく「ツー」、siは「スィー」ではなく「スー」のように読みます。

z e ze 破擦音、無気音 舌は下あごに収め、舌先やや内側の辺りを上歯の裏。上歯茎の辺りに当てて軽く息を溜め、軽い破裂、摩擦と共に、声(母音)を出します。
V20 c e ce 破擦音、有気音 舌は下あごに収め、舌先やや内側の辺りを上歯の裏。上歯茎の辺りに当てて息を溜め、強く破裂、摩擦してから、声(母音)を出します。

どんな母音と組み合わさっても「力」ではなく「ツ」の音で始まります。
V21 s e se 摩擦音 舌は下あごに収め、舌先やや内側の辺りと上歯の裏とで強く摩擦させ、そのままで声(母音)を出します。

 

◎市販教材をご利用の場合
・朱虹『動画で身につく! 中国語入門 発音+文法』(カエルライフ)/発音PART3
・20本(F017-F036)動画時間:40.03分(テキストを手元に用意し必要に応じて参照してください)

4.役立つ参考情報

本タスクを学習する上で参考になるネット上の情報を整理してお届けします。

以下、YouTubeで公開されている動画を厳選しています。様々な角度から、色々な先生やネイティブの方々が独自の方法で説明しています。自分にしっくりくる説明を探してみましょう。

(1)labo chai:中国語発音 子音


動画でわかる!中国語発音講座 【7日目:子音1】


動画でわかる!中国語発音講座 【8日目:子音2】

(2)語林:中国語発音「有気と無気、子音を出す場所を覚えよう」


「有気と無気、子音を出す場所を覚えよう」 中国語発音(ピンイン)入門講座5


「複母音のコツは口の大きさにあり」 中国語発音(ピンイン)入門講

(3)ネイティブ蘭ちゃんとChinese:中国語ピンイン子音完全マスター


子音完全マスター1【中国語ピンイン】ネイティブ発音


子音完全マスター2【ネイティブ中国語】

(4)日本人のための中国語発音完全教本:中国語発音完全教本 子音


【分割版】中国語発音完全教本 004 子音


【分割版】中国語発音完全教本 005 子音

(5)李姉妹CH:絶対上達する発音のコツ 子音編


【中国語初級】絶対上達する発音のコツ!〜子音編〜

(6)加藤徹先生:子音


中国語発音学習教材 3-1 / 3-2 子音の種類 / 子音の発音練習のときは後に母音をつける 連動ビデオ 加藤徹


中国語発音学習教材 3-3 無気音と有気音 boとpoの発音のしかた 連動ビデオ 加藤徹


中国語発音学習教材 3-4 中国語の子音を発音するコツ  3-5 子音の発音練習bo po mo fo / de te ne le (続く)  連動ビデオ 加藤徹


中国語発音学習教材 3-5 子音の発音練習 ge ke he / ji qi xi   連動ビデオ  加藤徹


中国語発音学習教材 3-6 / 3-7 日本人にとっての最難関の発音 捲舌音について / 三つの i 連動ビデオ 加藤徹

以上です。加油〜!